こんにちは、ロンです。朝晩の空気にひんやりとした秋の気配が混じり始めましたね。「今年こそ東北の紅葉ツーリングに行きたい」と計画を練っている方も多いのではないでしょうか。
私は数年前、まだVストローム250に乗っていた頃に東北をぐるっと1週間かけて走ってきました。今回はその実体験をベースに、東北を代表する4大ツーリングロード「十和田・八甲田・蔵王・磐梯吾妻」を、秋シーズンの見どころ・所要時間・注意点付きでご紹介します。8月下旬〜10月上旬は東北ツーリングのベストシーズン。この記事を読んで、ぜひ計画を固めてくださいね。
十和田湖・奥入瀬渓流|静寂と紅葉の王道ルート

東北ツーリングと言えば、まず外せないのが十和田湖と奥入瀬渓流。青森と秋田の県境に位置するカルデラ湖で、周辺は国立公園に指定されています。
私が走ったのは9月下旬、ちょうど紅葉の色づきが始まる頃でした。奥入瀬渓流沿いの国道102号は、木漏れ日と苔むした岩、渓流の音に包まれる幻想的な道。20kmほどの区間ですが、写真を撮りながらだと2時間はあっという間に過ぎます。Insta360 X4を車載していたのですが、後で映像を見返したら「あれ、こんなに綺麗だったっけ?」と思うほど、走行中は景色に見惚れて記憶が飛んでいました(笑)。
見どころと所要時間
- 紅葉ピーク:10月中旬〜下旬
- 推奨ルート:焼山〜子ノ口〜十和田湖畔(休屋)約30km
- 所要時間:休憩込みで3〜4時間
- 注意点:奥入瀬は歩行者が多く、道幅も狭い。低速でエンジン音に配慮した走行を
八甲田・城ヶ倉大橋|スケール感No.1の絶景

十和田湖から北上して、次におすすめしたいのが八甲田エリア。国道103号の「八甲田・十和田ゴールドライン」は、東北ツーリングの中でも私が特に感動したルートです。
特に外せないのが城ヶ倉大橋。上路式アーチ橋としては日本最長で、橋の上から見下ろす城ヶ倉渓流の紅葉は圧巻の一言。私が訪れた時は霧が谷から立ち上ってきて、まるで水墨画のような光景でした。バイクを停める駐車場もあるので、ぜひ立ち寄ってほしいスポットです。
ただし八甲田は標高が1,000mを超えるので、9月下旬でも早朝は10℃を下回ることがあります。私はメッシュジャケットで突っ込んで震え上がった苦い経験があるので、防寒対策は本当に大事です。
- 紅葉ピーク:10月上旬〜中旬(十和田より少し早い)
- 推奨ルート:酸ヶ湯温泉〜城ヶ倉大橋〜青森方面 約40km
- 所要時間:写真休憩込みで2〜3時間
- 寄り道:酸ヶ湯温泉のヒバ千人風呂で疲労回復もアリ
蔵王エコーライン|宮城と山形をつなぐ空中散歩

南下して宮城・山形の県境にある蔵王エコーライン。ここは東北ツーリングの「締め」に走ることが多い定番ルートです。
宮城側の遠刈田温泉から山形側の上山まで、約26kmのワインディング。標高1,600mの刈田峠まで一気に駆け上がる爽快感は東北屈指です。ハイライトはお釜(火口湖)。有料道路の蔵王ハイラインを使えば駐車場からすぐお釜を望めます。エメラルドグリーンの湖面と紅葉の対比は「これを見に来てよかった」と心底思える景色ですよ。
注意点として、蔵王エコーラインは11月上旬〜翌年4月下旬まで冬期閉鎖されます。10月下旬でも路面凍結の可能性があるので、10月中旬までに走破するのが安全です。
磐梯吾妻スカイライン|浄土平の異世界感

4つ目は福島県の磐梯吾妻スカイライン。「福島を代表する空へ続く道」と称される絶景ルートで、私は東北ツーリングの初日にここを走りました。
ハイライトは標高1,600mの浄土平。硫黄の噴煙が上がる荒涼とした景色は、他のどのツーリングロードとも違う異世界感があります。全長29kmで所要時間は1〜2時間ほど。磐梯山と猪苗代湖を絡めた周遊コースにすると1日たっぷり楽しめます。
- 紅葉ピーク:10月上旬〜中旬
- 所要時間:磐梯山周遊込みで5〜6時間
- 注意点:火山ガス濃度によっては停車禁止区間あり。事前に道路情報をチェック
秋の東北ツーリング|必須の装備選び

ここまでルートを紹介してきましたが、秋の東北で一番の敵は気温差です。平地は20℃でも標高1,500mの峠は5℃、ということが普通にあります。私も八甲田で凍えかけたので、装備の準備は本気で考えてほしいところ。
ツーリングマップル 東北|紙の地図は今も現役
スマホナビ全盛の時代ですが、ロングツーリングでは紙の地図が今も強い味方です。特にツーリングマップル東北は、ライダー目線の「絶景コメント」「隠れ名店情報」が満載で、宿でルートを検討する時間が最高に楽しくなります。
私は東北ツーリングの時、宿の布団の上に地図を広げて翌日のルートを引くのが日課でした。スマホでは味わえない俯瞰感があるんですよね。
- 向いている人:宿でじっくりルートを練りたい人、電池切れの保険がほしい人
- 向いていない人:荷物を極限まで減らしたいミニマリスト派
- 注意点:年度改訂版があるので最新版を選ぶ
電熱インナー|10月の峠越えなら必携
そしてもう一つ、私が「これ持ってれば八甲田で震えなかったのに…」と後悔したのが電熱インナーです。コミネのEK-114は電熱ウェアの定番モデルとして評価が高く、モバイルバッテリー駆動できるタイプが多いのでバイク側の配線工事が不要というのも魅力。
私自身はまだ電熱インナーは未導入で、今シーズン導入を検討している段階です。友人ライダーは「一度使うと戻れない」と絶賛していたので、寒さに弱い方は真剣に検討する価値ありです。
- 向いている人:10月以降も走る人、東北・北海道の高地を走る人
- 向いていない人:日帰り近距離メインの人、真冬は乗らない人
- 注意点:バッテリー駆動時間(3〜6時間程度)を計算して予備を用意
まとめ|秋の東北は一生モノの体験になる

十和田・八甲田・蔵王・磐梯吾妻。この4つを繋げて走れば、3〜4日で東北の秋を存分に味わえます。私はVストローム250時代にこのルートを走って、今でも「もう一度メグロK3で走り直したい」と思うほど印象に残っています。
紅葉のピークは短く、10月中旬を過ぎると峠の閉鎖が始まります。装備を整えて、ぜひ8月下旬〜10月上旬のうちに計画を立ててみてください。走り出せば、きっと一生の思い出になりますよ。それでは、良い秋ツーリングを!

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