北海道をバイクで走る——そのスケールと解放感は本州では味わえない特別な体験です。今回は私がVストローム250で実際に走った7日間のツーリングモデルコースを紹介します。
※本記事のルートは結構タイトなスケジュールです。ゆっくりツーリングをされたい方はもっと余裕を持ったスケジュールを推奨します
大洗〜苫小牧フェリー予約のポイント
北海道ツーリングのスタート地点はフェリーです。大洗〜苫小牧を結ぶ「商船三井フェリー」が定番ルート。
- 予約開始:乗船日の 2か月前の午前9時 から公式サイトで受付
- 夏のハイシーズンは特に争奪戦なので、できれば予約開始と同時に押さえること
1日目:大洗からフェリーで苫小牧へ
大洗港を夜に出発し、フェリーで苫小牧へ。船内はレストランや大浴場もあり、移動時間も旅の一部として楽しめます。

2日目:苫小牧港到着 → ライダーハウス泊
朝、苫小牧港に到着。北海道最初の夜は、ライダーハウスに宿泊。
今回はライダーハウス苫小牧さんにお邪魔しました。
リーズナブルでライダー同士の交流もあり、情報交換の場にもなります。

3日目:支笏湖 → 真駒内滝野霊園(モアイ像) → 富良野
- 支笏湖:透明度の高いカルデラ湖でツーリング映え間違いなし
- 真駒内滝野霊園:あの「モアイ像」が立ち並ぶ異色スポット
- 富良野・星に手のとどく丘キャンプ場:絶景のロケーション。予約必須

4日目:神居古潭 → オトンルイ風力発電所 → ノシャップ岬
- 神居古潭:石狩川沿いに残る旧駅舎と鉄橋が雰囲気満点
- オトンルイ風力発電所:日本一長い風車群が立ち並ぶ絶景ロード
- ノシャップ岬:利尻富士が見えることもある夕日の名所
- 稚内・レッドバロンライダーハウス:市街地近くで設備も便利

5日目:宗谷岬 → 宗谷丘陵 → エサヌカ線 → 網走監獄 → 美幌峠
- 宗谷岬:日本最北端の地。到達証明書もゲット可能
- 宗谷丘陵:必ず立ち寄りたい白い道の絶景
- エサヌカ線:まっすぐ地平線まで伸びる爽快ロード
- 網走監獄:北海道開拓の歴史を体感
- 美幌峠:屈斜路湖を一望する絶景展望台


6日目:摩周湖 → 天に続く道 → 知床峠 → 開陽台
- 摩周湖:神秘的な青い湖。晴天なら“摩周ブルー”が楽しめる
- 天に続く道:直線道路がまるで空へ続くように見えるスポット
- 知床峠:オホーツク海と羅臼岳の両方を望める名道
- 開陽台:地平線が丸く見える大パノラマ


7日目:野付半島 → 納沙布岬 → 北太平洋シーサイドライン → 釧路湿原 → 浦幌神社
- 野付半島:トドワラと呼ばれる幻想的な立ち枯れの森
- 納沙布岬:本土最東端
- 北太平洋シーサイドライン:アップダウンとカーブが続く絶景ロード
- 釧路湿原展望台:広大な湿原を一望
- 浦幌神社:交通安全祈願にもおすすめ

8日目:タウシュベツ川橋梁 → 三国峠 → 札幌
- タウシュベツ川橋梁:幻の橋。展望台からは遠いため、必ず鍵を借りるかツアー参加が必須。
タウシュベツ川橋梁までの林道はヒグマが出没する地域なので注意 - 三国峠:北海道屈指の絶景ロード
- 札幌:知人訪問が目的だったため、参考程度に

9日目:洞爺湖 → 苫小牧 → フェリーで帰路へ
- 洞爺湖:湖畔に温泉街が広がり、観光にもぴったり
- アニメ『天体のメソッド』の聖地巡礼も実施
- 苫小牧からフェリーに乗船して大洗へ帰還

北海道ツーリングまとめ
- フェリー予約は2か月前9時から必須
- キャンプ場や人気スポットも事前予約を強く推奨
- 本記事ルートはタイトなので、初めての方はエリアを絞ったりゆっくりめのツーリングがベター
北海道の大自然と絶景ロードは、ライダーにとって一生の思い出になること間違いありません。広大な大地を走り抜ける爽快感、四季折々に変化する雄大な景色、そして道の先々で出会える温かい人々や食の魅力は、ツーリングでしか味わえない特別な体験です。旅を終えた後も、その感動は心に刻まれ、次にまた北海道の地を走りたくなる――まさにライダーにとって憧れの地といえるでしょう。
この記事が北海道ツーリングの参考になれば幸いです。
実際の動画をYOUTUBEに投稿しておりますのでよろしければそちらも御覧ください。



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